ISAAC SELLAM reversible COLDDYE & OVERLOCK

ISAAC SELLAM ENCEPHALIQUE REFLEX reversible COLDDYE with OVERLOCK
price : ￥162,000- (tax in)

こんにちは。

全国的にまた厳しい寒さに戻り、皆様体調など崩されていないでしょうか。

LOOM OSAKAでは今週からいよいよ本格的にimportの16SSが入荷予定ですが、

本日は、先陣を切ったISAAC SELLAM EXPERIENCEより、リバーシブル・モッズ・コートをご紹介致します。

ISAAC SELLAM ENCEPHALIQUE REFLEX reversible COLDDYE with OVERLOCK

price : ￥162,000- (tax in)

size : S

ISAAC SELLAMと言えば、先ずはレザーを思い浮かべる方が殆どでは無いかと思いますが、

その芸術的に美しく繊細なレザー類に引けを取らない程のクウォリティーの逸品。

一見、ナイロン素材のスタンダードなモッズ・コートに見えますが、

細部隅々まで目を配ると、必ず確実に感嘆の表情に変わります。

実は、納品時にはリフレクション素材が表の状態で梱包されておりました。

ITEM NAMEも "ENCEPHALIQUE REFLEX"と云うだけあって、

反射素材を前面に押し出したモッズ・コートの様に思いますが、

ライナーとされるCOLD DYEとOVER LOCK STICHが施された裏の表情にも度肝を抜かされました。

今回はそのCOLD DYEとOVER LOCK STICHが施された面をピックアップして、ご説明を進めたいと思います。

そもそも、リフレクション素材を施すナイロン生地の裏地にコールド・ダイの染色が綺麗に入るものか。

という、疑問が湧きますよね。答えは当然NOです。

D.I.Yで、Tシャツ等の染物のご経験がある方はご存じかと思いますが、ナイロン生地には先ず色は入りません。

ましてや、更に高度な技術を要するコールド・ダイの染色ですので、一体どの様にして...??

何と、ISAAC SELLAMはこのリバーシブルを魅せたいが為に素材から開発した様です。

リフレクション面の無機質な表情と、コールド・ダイ面の有機的な表情。

相反する表情を1枚で表現しているのを理解すると、感動を覚えてしまいます。

フロントとポケットのジップ周辺、バックテール部のパーツ周辺のトリミングには贅沢にもカーフ・レザーを使用。

ここにも有機的な香りを感じさせられます。

均一に整列してステッチの目が並ぶ様に、非常に丁寧に確実にミシン針が下されています。

アトリエでの縫製が為せる賜物です。

均一に整列して。と云えば、オーバーロック・ステッチも然りです。

ここ迄、整然とステッチの目が走るオーバーロックは他ブランドでは見た事が有りません。

完璧主義であるISAAC SELLAMの、執念とも云える洋服への強い拘りはここでも感じ取れます。

この異素材の組合せに由る独特の表情が本当に素晴らしいです。

特に本体のナイロン生地と、リブ部のコットン生地の、其々コールド・ダイの染色に由るムラ感の表情の違いは、

何とも言えないコントラストが非常に魅力的に目に映ります。

ジップパーツはriri社のリバーシブル用ダブルジップを採用し、

ISAAC SELLAMオリジナルのアルマイト系金属引き手で纏め上げています。

普段、エクセラ・ジップ等をお使いの方は最初は慣れないかも知れませんが、

数回で、その滑らかな開閉を実感して頂けますし、非常に丈夫です。

画像では少し分かり難いですが、ウェスト部はアジャスターのゴム・コードで調整が可能。

全体のサイズ感として、少しゆったりしたシルエットですので、大抵の方にご着用頂けるかと思います。

モッズ・コートの象徴的なバック・テールも、カーフ・レザーのトリミングで一層引き締まったシェイプに。

丸みを帯びたヒップ・ラインからシャープなテール・エンドへ。

着用感としましては、少し語弊が有るかも知れませんが、

リフレクションのナイロン素材が、少し柔らかな湿度があるスキン・レザーの様にも思えました。

所謂、ナイロン素材のシャカシャカした感じでは無いです。

非常に独特な、少し滑りがある様な質感、着用感です。

スタイリング、コーディネートとして、個人的にはやはりスリムパンツが好ましいです。

特に下記着用の様にダメージやハンド・ペイントされた物と、

質感の違いを上手く取り入れる事が出来たら楽しいですね。