CEDRIC JACQUEMYN / REINHARD PLANK / nude:mm

皆様、こんにちは。

徐々に16AWの入荷が始まりつつありますが、これから本格的に猛暑が続く日々を思うと、

未だ未だ中々、秋冬のスタイリングのイメージが湧き難いかと思います。

本日のBLOGでは、16SS迄のアイテムを使用しつつ、ほんの少し秋を感じさせる様なスタイリングをご紹介したいと思います。

hat :REINHARD PLANK "LAILA OPEN - NEW - / LAPIN SB" BLACK

price : ￥38,880 - (tax in)
↓
SALE PRICE : ￥27,160 - (tax in)
size : L (LAST 1)
※ご注文の際は特設カートを作成しますので、その旨ご連絡をお願い致します。

jacket :CEDRIC JACQUEMYN SHORT ZIPPERBACK JACKET

price : ￥114,480 - (tax in)

size : 44

pants :nude:masahiko maruyama PANT OVERCROTCH

price : ￥37,800 - (tax in)

size : 1

accessories : Node by KUDO SHUJI

16AWから17SSに掛けてモード業界全体的にスリム・シェイプのスタイリングが主流となる傾向に有りますが、

今回のスタイリングは16SS迄の少し余白や隙間のあるアイテムを用いる事で、今後のスタイリング移行を表現しています。

例えば、CEDRIC JACQUEMYNのジャケットはフロントからはスリムなセンタージップ・ジャケット、

サイドやバックからは少し膨らみのあるボンバー・ジャケットの様相を魅せてくれ、

nude:mmのパンツはリネンとコットンの混紡の粗目のゲージと厚みのある生地感で程良いカジュアル感を残しつつ、

今迄の様なヒップハングでは無く敢えてウェスト位置で履き、クロッチ丈の裾を更にロールアップして抜け感を調整すると、また新しい魅せ方が可能になります。

そこにREINHARD PLANKのLAPIN、兎の毛を使用した形状を自由に変化させられるハットと、

ミドル丈のレースアップ・ブーツで頭と足の爪先、先端同士で上手くバランスを取る事で

冒頭の、基本スリム・シェイプで有りながら、少し余白や隙間を持たせたスタイリングにさせています。

モデル体型 : 174cm 58kg

jacket :CEDRIC JACQUEMYN SHORT ZIPPERBACK JACKET

price : ￥114,480 - (tax in)

size : 44

今回のスタイリングの肝となるのはやはり、CEDRIC JACQUEMYNのジャケットになります。

此処からは少し、このジャケットの説明をさせて頂きたいと思います。

以前、入荷時とその後のスタイリング紹介の際にBLOG記事を書かせて頂いていますが、

過去BLOG記事 1.
過去BLOG記事 2.

まるでアートピースを洋服に落し込んだかの様な繊細なデザインと生産過程を経ており、

高圧プレスを掛けた密度の高い高級リネンとポリアミドの混紡生地はどのシーズンでも着用可能ですが、

個人的には秋口からも非常に活躍してくれる貴重なアイテムでは無いか。と改めて考えて居ります。

特にデザイナーの芸術性や美学を織り込んだ様な緻密さ繊細さは、縫製糸の1本を取って見ても分かりますが、

綺麗にアイロン・プレスを掛けながらミシンで縫製を行っていく非常に高度な技術を要しての所以です。

ジップはイタリアのRACCAGNI CHIUSURE LAMPO社製、プル・コードには同じくイタリアのGUIDI社製のシャイニー・フィオーレを採用しており、

細かいパーツと云えども、一切妥協無く高級品を採用しています。

とは云え、所謂ハイ・ファッション・ブランドに有りがちな単に綺麗なだけ。に留まらず、

裁断のカッティングや縫製のパターンニングは独特で、生地の反からかなり贅沢に分量を取っており、

ボンバー・ジャケットの様な少し膨らみを持たせた形状に一切の縫い皺を残さない仕上がり。

細かな使用や技術を採用つつ、シルエットで少しカジュアル感を包括させた、少し大人の層の為のジャケット。

そんな形容がピッタリと当て嵌まる感が在ります。