ieribからクラッチバッグの入荷が御座いました。
初日から好評で本日ストックが最後の一点となりました。
同じ革でも個体ごとにそれぞれの個性や魅力があり、
それを最大限に活かすモノづくりがieribの作品の醍醐味でもあります。
本日は現物の素材感をお見せすることも兼ねて
手に持った感じを撮影したカットを掲載させて頂きます。
ierib onepiece clutch-bag / waxy JP culatta
￥オープンプライス ( 販売価格はお問合せ下さいませ。 )
サイズ / フリー , カラー / ブラック
素材 / 馬革
ieribの代表作ともいえる剛質なホースバットレザーを
一枚仕立てで裁断したクラッチバッグです。
限られた数量しか採取出来ない希少部位を使用。
コードバン層を含む荒々しいテクスチャーから毛羽立ちを潰して鈍く黒光りする外側へと
素材がグラデーションしていく様が
片手で持てるサイズの中に凝縮しています。
高圧高温でプレスをかけて特殊なワックスを芯まで浸透させた革、
なかなかすぐには経年変化しませんが、
時間をかけて少しずつ色みや艶が深まります。
この辺りの床面は元々は毛羽立ちが激しい部位ですが、
ワックスを入れる際に毛羽は潰れてマットな質感に変わります。
ストラップ部分にはアンティークの風合いを表現した金属パーツ、
ブランドの刻印を押しています。
同じくファスナーの引手のパーツもブランド独自で製作したモノを使用。
こちらもアンティークの風合いを表現した真鍮製のパーツとなります。
製作に関する全ての工程をデザイナー自身の手によって行うieribのプロダクト。
レザー一点ずつの表情を最大限に活かす手法、
革の表情に合わせてパターン裁断を行います。
最も際立つ部位をどこに当てるかまで計算される為、
完成した作品は世界で一つだけといえる仕上りになります。
裁断や縫製は勿論ですが、
裏地の縫い付け方や内部のポケットの取り付けなど
実用をしっかりと見据えた気配りからは
デザイナーが拘る"日本らしいモノづくり"の考えが見て取れます。
タグやガーメントケースに至るまですべてデザイナー一人で製作、
直筆で製品情報を記入してから出荷されます。
込められた作り手の想いを手に取って感じ取ってほしいと思います。
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
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