ieribより新作が到着しました。
今回のデリバリーではLOOMとしては初の取り扱いになる
クラシックレザージャケットをはじめ、
今シーズンのieribを代表するマテリアルである
"ブル"を使用したバッグなどの内容になります。
ホームページ上での公開は今夜より開始致します。
*ieribの作品はすべてオープンプライス設定となります。
お手数をお掛けしますが、価格及び、気になる点などはお問合せ下さいませ。
TEL / 06-6534-1630
MAIL / info@loom-osaka.com
ブランドを代表するクラシック仕様のレザージャケット。
[ Jacket. ]
ierib classic zipper jacket / waxy Italian lambskin full vegetable tanned
Price / Open Price (*販売価格はお問合せ下さいませ)
Size / 44 , 46
Color / Black
Material / Waxy Italian Lamb(Full Vegetable Tanned)
■Classic Leather Jacket.
ieribデザイナー田中氏がモノづくりの礎とする
"テーラーリング"を基に作られるレザージャケット。
イギリス~イタリアを経て現地で学び下積みをした
経験から生まれた重厚な構築感を持つ作品です。
シェイプをかけた細身のフィット感ですが、適量の余白を残し、
動いた時に素材の表情がより活き活きと際立つように
革が自然に身体に沿っていく感覚を持たせています。
立体感のある肩の構築は特に入念に作り込まれます。
中には芯地が入っていますが、これを馬の毛を二重織した
特別な毛芯を選別しています。張りが強くミシン縫いが困難で
あることもあって肩のイセ込は手縫いで形成しています。
今回は軽く柔らかなレザーを選びましたが、
素材感に関わらず、この肩の仕様のおかげで
服が体を覆うような感覚となり、着てみると
見た目ほどの重量感は感じません。
背中の観音開きのアクションプリーツも特徴的なディティールとなります。
腕周りの可動の補助の役割を担う一方で、背面からのインパクトを表現しています。
ieribのレザーウェアはムートンを覗いてほとんどが直立するくらい硬いです。
それ故に正直に言うと着心地が凄く良いと言えません。
そこがまた逆に格好良く思えたりもしますが、
LOOMでは着やすさにも配慮された作品を着たいと思い、今作をピックアップしました。
■Italian Lambskin Full-Vegetable Tanned.
イタリアのフルベジタブルタンニン鞣しによるラムレザー。
一般的なラムに比べると表情が荒々しく、野性味の強い質感。
革に"化粧をする"工程を行わず素材本来の風合いを活かしています。
一方でラムレザーの特権ともいえる軽量でしなやかな面も有します。
仕上げに手作業で特殊なワックスを浸透させることで張り感と適度な硬さを与え、
形状記憶性質、耐久性を持たせています。使込む事でより一層ワックスが浸透し、
アタリが出て深みのある艶感が出ます。イタリアンレザー特有のオイル感が有り、
特段ケアせずに美しい経年変化が期待できます。
ワックスにより革質をがっちりと固めていますが、
仔羊本来の軽くしなやかな素材感も損なわず残しています。
革の張り感と立体的な構造上、直立しましたが、
歴代のieribレザーの中では圧倒的に立たせにくかったです(笑)
高すぎず、低すぎない丁度良いバランス感のスタンドカラー。
完全な左右対称でつくり的にも"堅さ"を感じさせる中で
ちょっとしたディティールや金具使いでハンドクラフトによる
"人の手の温もり"を表現しています。
撮影しながら時間が経つにつれて少しずつ傾いてきました。
硬そうに見えますが間違いなくierib史上最も柔らかく、
着やすさに特化したレザージャケットと言えます。
ラムと言えば光沢があって薄くテロっとした手触りのモノを思い浮かべる方が多いかと思います。
悪いものでは革であってもビニールのようにも見えたりし兼ねません。
今回ピックアップしたラムはそんな一般的なイメージを覆す野性味の強い質感となります。
既製品の人工的なイメージとは全く異なります。
トラ皺があったり、鈍く艶を帯びる部分、そうでない部分、
少しゴワっとした手触りもあってキメ細かい表面に、
男らしい粗野味が加わった特有の表情を作り出しています。
一度、何かの記事でも書きましたが、
重厚感のある表情の衣服を軽やかに羽織る感覚は
簡単に作れるものではありませんが、
インパクトのあるモノに何か一点、日常的な馴染みやすさを
感じることが出来れば服装にも真実味が出てより格好良いのでは、
と考えています。
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シンプルな服装になるにつれてバッグの重要度が上がります。
手に持っているだけでコーディネートに影響を及ぼすような
作品のオーラを身に纏うような感覚を打ち出すieribのレザーバッグ。
[ Bag. ]
ierib one shoulder bag / Rough-Bull
Price / Open Price (*販売価格はお問合せ下さいませ)
Size / F
Color / Black
Material / Bull
ファッション性や性別、場所などあらゆる要素をひっくるめて
最も使いやすいと言っても過言でない黄金比のショルダーバッグ。
一本のショルダーベルトで肩から掛けて背負うタイプ。
所謂、ボディバッグの形状を取った作品です。
バナナ状のボディにファスナーを一本はしらせたシンプルな構造。
シンプル故に素材感がこれでもかというくらいに際立ちます。
日本人であること、
日本で作っているということ、
このことを踏まえてieribの作品に用いられる材料も
日本製であるという点に拘っています。
(※革に関してはどうしても海外でしか入手できないものがあり、
日本製でないものも含まれます。)
特殊なファスナーも日本製のモノを使用しています。
引手に関してはオリジナルのパーツをデザイナー自身で加工して仕上げます。
外見上の装飾的なモノは一切排除しています。
ミニマルな形態を取った反面、内側は丁寧に作り込まれています。
中に入れたモノをストレスなく出し入れできる裏地の仕様。
縫い目を外に出さないようになっているので
端の方で糸くずが絡まっていたり、
ということもなく、隅々まで綺麗に縫い込まれています。
ショルダーストラップはバックルベルトで調節が可能。
ベルトは穴が広がらないようにアイレットで補強した
頑健な構造となります。
こちらの金具も真鍮製のオリジナルパーツに
アンティーク加工を施しています。
岩盤のような荒々しさが特徴的なブルレザー。
こう見えて意外と柔らかく使いやすいという点も魅力の素材です。
バッファローに似た質感ですがよりもっちりとした風合いを持つ
去勢せずに成長した雄牛から採取した皮をフルベジタブルタンニンで鞣した革です。
ホースバットに負けず劣らずの重厚で迫力のある革となります。
主張の強いマテリアルをスタイリングに映える適量のサイズ感に落とし込んだ
ファッション性の高さにも着目したい作品です。
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定番のクラッチバッグは一度に大量入荷するのではなく、
少しずつ、何度かに分けてデリバリーしてもらっています。
ホースバットのクラッチバッグは18SSでは今回が最終分になります。
[ Bag. ]
ierib onepiece clutch-bag / waxy JP culatta
Price / Open Price (*販売価格はお問合せ下さいませ)
Size / F
Color / Black
Material / Waxy JP Culatta
LOOMでは表面の質感を隠すような化粧革の作品は取り扱いません。
レザーはすべて本来の皮膚感を活かした生の表情を持つモノを選びます。
当然、個体差があり同じ形であれど、完全に同じモノにならない
面白味を感じて頂けるかと思います。
中でもこのシリーズは個体差が非常に大きく、
そこが最大の魅力であると言えます。
また、ieribの全作品に対して同じことが言えますが、
革の個体差、表情を活かす裁断、構築が出来るのも
すべてを手づくりで行うieribの魅力の一つではないでしょうか。
販売価格に関してはブログ及び他SNS上では表記出来ませんが、
オープンプライスだからと言って非常識なまでに高額というわけではありません。
店頭や電話でお話していて良く言われるのは
" 意外に普通の値段ですね。 "
です。
決して安いとはいえませんが、
手づくりで品質を追求して多くの手間を経て
出来た作品としては納得がいく価格帯だと考えています。
各作品、興味が御座いましたらお問合せ下さいませ。
TEL / 06-6534-1630
MAIL / info@loom-osaka.com
日本では数少ない素材づくりから最終的な仕上げ、ルック撮影に至るまで
作り手である本人が手掛けるクリエイティブな感性が強いブランドです。
今年になってより多くの方に認知され始めて
人気が高まってきています。
需要が高まれど、手づくり故に供給は常に一定となります。
LOOMとしてもあまりばら撒いて変な打ち出しをしたくはありませんので
ストックは相変わらず適量となっております。
春服を着るには寒すぎますが、次のシーズンに向けて起爆剤となる
ieribの作品を手に取って頂ければと思います。
是非、ご検討下さいませ。
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
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