本日は新しいブランドから到着した作品を紹介致します。
取り扱いが決まってからなかなかに時間が経過しましたが、
待ちに待った、という感じで箱を開ける時には少し気持ちが昂りました。
Chörds [ コーズ ]
デザイナーは非公開となりますが、日本人によるMADE IN JAPANのブランドです。
バッグを中心にしたオールハンドメイド、デザイナーというよりは職人という言葉が
ぴたりと当てはまるのでしょうか。
革の作り込みから裁断、縫製、加工などの仕上げの工程まで一人で行われます。
特筆すべき点はどの作品でもすべて"手縫いである"ということ。
時間をかけて丁寧にすべての縫合部に手で針を入れて縫い上げています。
今回はサイズ感の異なる三種類の作品を製作して頂きました。
それぞれの作風、イメージをダイジェストで掲載致します。
#1. Tote Bag
[ Bag ]
Chörds; S.S.D. 2WAY (TOTE & SHOULDER) BAG / HORSE BUTT LEATHER
Price / ¥97,200 - (in tax)
Size / Free
Color / Black
Material / Horse Butt
トートバッグとショルダーバッグの2WAYで使用出来る作品です。
ホースバットの表側を使用し、深いシボを出しながら吟面を擦り、
マットな雰囲気を作り出しています。
このブランド特有の大きくうねる様な脈動はただ洗いをかけるのではなく、
加工の過程でオイルを調合しながらぐにゃりとした革の動きを作り出しています。
バッグは靴と同様に長い付き合いの中で味わいが出て
使い込んでいくことで魅力が増すものであってほしいと思っています。
経年劣化ではなく、しっかりと経年変化を楽しめることが理想です。
使い続けていく中で最も負荷がかかる持ち手は壊れないように
肉厚で堅牢度の高い牛のヌメ革を金属製のリベットでがっちりと打ち込んでいます。
伸びにくい革ですので細かいことに気を遣わずにガンガン使い込めるかと思います。
コードバン云々よりも馬の臀部周囲の皮膚感、繊維から感じる
野性味を強く表現したホースバット・フルグレイン。
力強い雰囲気を持つ一方で茶系の持ち手の自然な雰囲気が
程良く力のほぐれた印象に仕上げています。
付属のストラップを取り付けるとショルダーバッグとなります。
内側に小物収納用の別スペースがあり、
貴重品などをすぐに取り出しやすいように利便性も考えた構造になります。
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#2. Shoulder Bag
両手ともフリーな状態で持ちやすく、ある意味ウェアのような革を纏う感覚が魅力の肩掛け鞄。
大きすぎず、普段の手荷物+αをスマートに収納出来るバランスの良い容量となります。
[ Bag ]
Chörds; F3. SHOULDER BAG / HORSE BUTT LEATHER REVERSED
Price / ¥69,120 - (in tax)
Size / Free
Color / Black
Material / Horse Butt RV
ホースバットを裏面で使用、部分的にコードバン層がみられ、
マットな風合いの中に艶みが浮き上がります。
製品染め、製品洗いを行う過程の中でオイルを入れながら革の脈動感を作り出しています。
革の吟面が内側となる為、染料の付着などがなく
着用の際のリアルなストレスをなくしています。
ハンドソーイングはあらかじめ革に穴を空けた状態から糸を通していきます。
極太のステッチは味のある雰囲気をつくると同時に作品の堅牢度をグッと高めます。
スマートフォンや定期件など素早く出し入れが必要なモノは
裏側にある小物収納用のポケットに入れておくことも可能です。
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他ブランドではあまり見かけない渋みのあるブラウン色。
ナチュラルな雰囲気が際立つ配色は今後、スタイリングがカジュアル化していく中で
今よりも需要が高まっていくのではないかと思っています。
[ Bag ]
Chörds; F3. SHOULDER BAG / HORSE BUTT LEATHER REVERSED
Price / ¥69,120 - (in tax)
Size / Free
Color / Camel
Material / Horse Butt RV
表裏ともにシェービングを施し、洗浄してまたオイルを入れています。
些細なことかもしれませんが、海外のファクトリーでは端折られることも多く、
細かな部分の配慮を忘れないように、という考えを感じ取って頂けるかと思います。
金具はエイジングをする革の雰囲気に合わせたアンティーク感を手作業で作ります。
内側にも小物収納用の小スペースが設けられています。
街を歩く際には最も適切なサイズ感といえる大きさになっています。
モノをつくる上で、多くの人にしっかりと使ってもらえるように、
自分以外の人の意見なども参考に大きさやディティールの最終調整が行われています。
作り手としての拘りを表現するだけでなく、それを伝える為にも
多くの手に取ってもらい、しっくりと感じて頂けるようなバランスを追求しています。
そういった柔軟な思考がChordsの作品に反映されています。
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"革を身に纏う"という意味合いを最も強く含んだネックホルダー。
アクセサリーのような装飾的な用途の中に
普段の生活でポケットの中に入れるモノ(主に言えばスマフォなど)を
入れて首から下げて持ち歩くようなイメージで製作されています。
ホースレザーと特殊なカウレザーの二種類の展開になります。
[ Bag ]
Chörds; S.P.HOLDER / HORSE BUTT LEATHER REVERSED
Price / ¥23,760 - (in tax)
Size / Free
Color / Black
Material / Horse Butt RV
最低限の縫製と金具でミニマルに作られています。
コードバン層を含むホースバットレザーを使い、
トートやショルダーバッグと同じように染色、洗いの工程の中に
オイルを入れて脈動的な表情を強く表現しています。
艶の有無、陰影がとても強くただ首や肩から下げるだけでも
服装に対してなくてはならないアクセサリーとしての存在感を感じさせます。
縫製の無駄を省くため、マチはありませんが、
革を立体的に成形している為、実質マチを設けたような奥行があり、
モノの出し入れがしやすくなっています。
スマートフォンやアイコスなどが綺麗に収まります。
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[ Bag ]
Price / ¥23,760 - (in tax)
Size / Free
Color / Rust
Material / Cow Leather
主にスマートフォンが綺麗に収まることを前提としたサイジング。
iPhone8 Plus(大きい方)が収まるまでの大きさを確保しています。
小型とは言え革の存在感もあり、今の時期のよに軽装で出かける際には
コーディネートになくてはならいモノとなってくるのではないでしょうか。
ビンテージ感の強い雰囲気となります。
部位ごとの希少性による価格の差からくる偏見だとは思うのですが、
一般的にホースレザー>カウレザーのような認識になっているように感じます。
ただし、それぞれ素材の魅力があり、カウレザーにはカウレザーにしかない良さがあります。
特にこういったビンテージ調の風合いがカウレザーの雰囲気が良く合うと思います。
ホースレザーにはないガサっとした退廃的な質感に仕上がっています。
RUST=錆びた様な独特な色味を表現した、牛革ヌメを採用。
ブラックをベースに、上からムラが出来る様に染め上げたレザーをベースに、
銀面を強くシェービング、洗浄し、日焼けさせて、より褪せた色合い風合いに仕上げています。
使込む事でオイルが馴染み、擦れてアタリが形成され、深い陰影感あるエイジングが見られます。
強く出したクラッキングは、ヒビ割れが進行しない様に丁寧に解し、削り、オイルで仕上げています。
スタイリングに映える存在感の強さや実用的でリアリティのある作風、
作って終わりではなく、人に使ってもらって完結するというコンセプトとなります。
服と合わせて見に纏い、Chördsの作品の魅力を感じて頂ければと思います。
是非、ご検討下さいませ。
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
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