朝晩の出勤・帰宅時には上着が必須の季節になって参りました。
冬になってしまうと、大体いつも同じ、一番防寒性や保温性に優れたアウター主体になりがちですが、
今の時期は、ライト・アウターの中でも色々と組合わせを替える事が出来るので、四季の中でも一番好きな方が多いのでは無いでしょうか。
本日のBLOGでは、そんな秋の季節を愉しむ事が出来るスタイリングを組んでみましたので、是非ご覧頂けましたら幸いです。
[ Cardigan ]
A.F ARTEFACT SHAWL COLLAR CARDIGAN / GRUNGY PILE KNIT
Price / ¥34,560 - (in tax)
Size / 1, 2 (Fitting size : 2)
Color / Black
Material / Grungy Pile Knit
[ Tops ]
First Aid To The Injured VIRGO SHIRRING HIGH NECK TOPS
Price / ¥20,520 - (in tax)
Size / 2, 3 (Fitting size : 2)
Color / C.Grey
Material / Cotton Blend Knit
[ Pants ]
JOE CHIA DECONSTRUCTED WAISTBAND PANTS
Price / ¥30,240 - (in tax)
Size / S
Color / Black
Material / Cotton Twill
[ Boots ]
EVARIST BERTRAN EB7 One Piece Back Zip Boots
Price / ¥108,108 - (in tax)
Size / 43
Color / Black
Material / Washed Horse Leather
[ Bag ]
ISAMU KATAYAMA BACKLASH SHOULDER BAG [ GUIDI CULATTA CAVALLO ]
Price / ¥63,720 - (in tax)
Size / Free
Color / Black
Material / Guidi Culatta Leather
[ Ring ]
BLOW by JUN UEZONO / THE WILD BRASSES "BEND RING"
Price / ¥12,960 - (in tax)
Size / F
Color / Black Brown
Material / Brass
モデル体型 : 176cm / 60kg
細身のスタイリングでは有りますが、タイトさを強調させるものでは無く、
ややボリュームを持たせた、程良いリラックス感を伴うレギュラー・スタイリングと云った感じでしょうか。
少し気が早いですが、19SS以降はこれ位の丁度良いスタイルがメインとなり多くなって行く様に思います。
それでは、各アイテム毎に詳細のご説明をさせて頂きたいと思います。
[ Bag ]
ISAMU KATAYAMA BACKLASH SHOULDER BAG [ GUIDI CULATTA CAVALLO ]
Price / ¥63,720 - (in tax)
Size / Free
Color / Black
Material / Guidi Culatta Leather
GUIDI社のCAVALLO CULATTA = HORSE BUTT、
つまり馬の腰下から臀部周辺部位から採取された希少なレザーを使用しています。
ご存知の方も多いかと思いますが、単にHORSE BUTと云っても様々なものが在り、
繊維質の緊密さやシボ感、柔軟性や感触など千差万別です。
採取された年齢や時期、部位、何より革の生成工程の内容で全く異なります。
勿論、同一タンナーの物の中でもそれは云えるのですが、実際の所、"アタリ" "ハズレ" が有ります。
そして、今回製作して頂いた本作には間違いなく、"アタリ"のレザーが採用されています。
かなり長めのストラップを擁したショルダーバッグ。
サコッシュバッグより一回り程大きく、肩から掛けたり、斜め掛けをしたりと、
スタイリングを組むウェアとの兼ね合いで持ち方を替える事が出来ます。
先程、"アタリ"と云ったのは、フラップを閉じた状態からでも分かるのですが、
こうして開けて、スウェード面が露出した際に、より鮮明にハッキリと分かるかと思います。
コードバン層が多分に混入した大振りのトラ皺や、血管の跡までもが見られます。
繊細で伸縮性にも優れたコードバンを限界まで薄く漉く事で、綺麗なドレープ皺が形成される様になります。
私達がレザー製品をセレクトする際に、大前提として生革を使用している事が挙げられるのですが、
正直、ここまでリアルなレザーを目にしたのは本当に数える程かと思います。
そして、潤沢にオイルを浸透させた革質は、同じGUIDI社のフィオーレの様なしなやかな柔らかさが有り、
一般的にCULATTA(HORSE BUTT) = ゴツゴツした硬い馬革というイメージを一掃してくれます。
夏から秋に季節が移り替わり、バッグの容量にも変化を求める方が多い様に思います。
夏場は出来るだけ軽装に、手ぶら感覚で必要最低限な携帯品を収納出来るポーチやサコッシュで良かったのが、
秋になると、財布、スマートフォン、煙草類の携帯品以外にも何かしらが収納出来るサイズ感が求められます。
今回のスタイリングのカーディガンであったり、ジャケット、ライトアウター等のボリューム感と、
このショルダーバッグのボリューム感が非常に良くマッチするのでは無いでしょうか。
BACKLASHの製品、特にレザー小物の縫製や加工処理技術に関しては、
ハイブランドにも勝る、非常に丁寧で高いクウォリティを誇るものがあると云えます。
加えて、レザー本来の生々しさのある極上の質感と経年変化を愉しめる要素を持ち、
決して、アルチザンと総称される各インポートのレザーブランドにも負けず劣らずの、
大人が嗜むレザー製品として、私達が自信を持ってお勧め出来る逸品です。
[ Ring ]
BLOW by JUN UEZONO / THE WILD BRASSES "BEND RING"
Price / ¥12960 - (in tax)
Size / F
Color / Black Brown
Material / Brass
[ Cardigan ]
A.F ARTEFACT SHAWL COLLAR CARDIGAN / GRUNGY PILE KNIT
Price / ¥34,560 - (in tax)
Size / 1, 2 (Fitting size : 2)
Color / Black
Material / Grungy Pile Knit
続いて、今回のスタイリングのメインアイテムとなる、A.F ARTEFACTのカーディガン・ジャケット。
毎年AWシーズンにて、これ位のロング丈の羽織物をセレクトしていますが、今回は少しハードな印象。
荒々しい粗野味を持ったグランジ・テイストのパイル地のコットン・ジャージ素材なのですが、
生地を引っ掻いて、ダメージ加工の様な処理を行っているのでは無く、
生地の生成の時点で、ランダムに緯糸を飛ばして、全体的に擦り切れた様な"ボロ感"を表現しています。
ショールカラーの襟元は、インナーに挿すアイテム次第で、変化させる事が出来ます。
全体的にスリムなシェイプですが、柔らかなコットン・ジャージの質感も相まって、サラッと羽織れるタイプで、
膝周辺の丁度良い丈感のロング・カーディガン・ジャケットとなっています。
今回は、後述でご紹介するFirst Aidのドレープネックのトップスを組合せてみましたので、
襟元は寝かせて、首周辺にボリュームが出過ぎない様に、形状を整えてみました。
後は、髪の長さなんかでも雰囲気が変わりますので、ご自身の髪の長さに合せてバランスを整えてやると綺麗に収まります。
背面は縦にストンと落ちる様なシルエットでシンプルなのですが、ウェストにほんのり括れを持たせていますので
寸胴にはならず、適度に裾への拡がりを持って羽織って頂けます。
フロントのボタンの開閉でもかなり違った印象を与えてくれます。
カーディガン・スタイルとして、よりラフに気負い無く羽織る事が出来ますので、採り入れ易いのでは無いでしょうか。
画像では全く分かり辛いのですが、カーディガンの裏面には、通常は表面に採用される滑らかな感触を持つ生地感ですので、
今回の様に一見、重ね着で袖通しが良くなさそうな物でも、スムーズに脱着する事が出来ます。
接写すると、このグランジ・ニットの退廃感や経年で風合いが高まった様な雰囲気が、より詳細に見て取れるかと思います。
[ Tops ]
First Aid To The Injured VIRGO SHIRRING HIGH NECK TOPS
Price / ¥20,520 - (in tax)
Size / 2, 3 (Fitting size : 2)
Color / C.Grey
Material / Cotton Blend Knit
続いて、シャーリング・コードをハイネック部分に内蔵させたロング・スリーブのトップス。
こちらも柔らかなコットン・ニット・ジャージ素材なのですが、他にポリエステルやヴィスコース素材をブレンドしていますので
より滑らかで伸縮性を強く持った、トップスとして非常に扱い易い生地となっています。
柔らかなタオル地の様な柔軟性や伸縮性、上半身の可動に対して、しっかり生地が付いて来る感覚が有ります。
私の体型でsize.2を着用して、この感じですので結構リラックス感のあるサイジングになっています。
襟元のシャーリングは、本当に思い思い任意で絞ってもらえます。
画像の様に、余り絞り込まずに自然な形状を保つのもラフで良いのでは?と思います。
裏面のパイル地の表情が見えるかと思いますが、表面のチャコールグレーの色味に対して、ブラックです。
この色味のコントラストも単体となった時に結構映えますので、個人的にも気に入っています。
First Aidお馴染みの、襟元、袖口、裾口の生地端は全て裁ち切りのカットオフ仕様となり、
着用を重ねると外側に巻き込みが生まれ、生地の糸の解れや綻びが出て来るのも愉しめます。
背中、肩甲骨の真ん中辺りに、ブランドアイコンである心電図を模した様なデザインが刺繍されています。
肩の形状がジャケットのパターンを用いている様な雰囲気を持ちます。
インナーとしてだけでは無く、単体でトップスとしても充分に活躍してくれるアイテムになっています。
[ Pants ]
JOE CHIA DECONSTRUCTED WAISTBAND PANTS
Price / ¥30,240 - (in tax)
Size / S
Color / Black
Material / Cotton Twill
"DECONSTRUCTED = 分解、解体" という少し仰々しい名称が付いたパンツですが、
ウェストにベルト・コードとサイドにカーゴポケットを配した、シンプルなボトムスです。
綾織の綺麗な斜向が見えるコットン素材で、ハリ感や屈強さを持つミリタリー感のある生地。
ワイドシルエットをベースにしていますが、JOE CHIAらしく腿部分はしっかりとボリュームを持たせ、
膝から裾に掛けては程良くシャープに絞る様にテーパードさせて、脚線をすっきり見せてくれます。
ウェスト部分を少しタイト感を持たせる事で、パンツ全体で非常にバランス良く緩急を付けています。
例えば、N/07やKUMAGAIのワイドパンツに近い、私達にとって理想的なシルエットになっています。
ウェストに内蔵されたベルト・コードはそのまま垂らしても、結んでもアレンジ可能です。
それとは別に、ベルト・ループも配備していますので、併用する事も出来ます。
どこか道着の帯の様なニュアンスも感じさせる、JOE CHIAならではのデザイン性。
裾口は1度だけ折り返していますが、合せるシューズとのバランス次第に更に複数回折り返しても綺麗です。
一部、生地を裁ち切りにして縫製パーツとして組み込んでいますが、
生地の解れや綻びで雰囲気や風合いの変化が起こるのが愉しい一面も持っています。
カッチリとし過ぎないラフなモード感と云いますか、カジュアルやルーズでは無い、リラックス感をもたらせてくれるボトムスです。
[ Boots ]
EVARIST BERTRAN EB7 One Piece Back Zip Boots
Price / ¥108,108 - (in tax)
Size / 43
Color / Black
Material / Washed Horse Leather
昨今、短靴は勿論、ミドル丈、アンクル丈、チャッカブーツがシューズの主流となって来ましたが、
その殆んど、多くがレースアップのスタイルを取っている中、EVARISTのこのアンクル丈ブーツは王道のバックジップ。
私達が慣れ親しんだ形状を持ちながらも、しっかりと今のワイドやクロップドシルエットのパンツにハマります。
タイト感を持つ細身のスタイルを好んで貫いて来た方の中には、
正直、今のゆったりとしたリラックス感のあるスタイルは好みでは無いという方も多いかと思います。
実は私もそうだったのですが、所謂喰わず嫌いと云いますか、試しに着たり穿いたりしてみると、案外良かったりします。
その際に、このブーツであれば更に自身に馴染みがあるので、新しいスタイルへとより挑戦し易くなるのでは無いかと思います。
是非、挑戦してみて頂きたいです。
是非、ご検討下さいませ。
それでは、本日はこの辺りで失礼致します。
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