春と秋、一年のうち革ジャンが着やすいのがこの2シーズンです。
秋冬はアウターを優先する方も多いので春夏シーズンはレザージャケットを
選びやすいタイミングなのかもしれません。
LOOMで取り扱うレザージャケットはSSでもAWでも厚みは変えていません。
"長い時間を共にする"
レザーの本質を考えて季節を問わずに身近に在るモノとなるように
春も秋も冬も(流石に夏は無理があります笑)袖を通せる質感でセレクトしています。
BACKLASHはデザイナーの片山のライフスタイルが作品に強く反映されています。
片山さんの日常に欠かせないのがバイクであり、レザージャケットはバイクに跨った時に
格好良いシルエットを追求して製作されています。
バックラッシュのレザーが一貫してショート丈を採用している理由の一つです。
LOOM exclusiveではBACKLASHのレザーの魅力に対して
我々のライフスタイルを反映したシルエットで製作をお願いしています。
お店で扱う様々なブランドの洋服との相性も含め、
スタイリングした立ち姿でのベストな格好良さを求めています。
特別にロング丈にしているのではなく、あくまでもバランス。
革の表情が抜群に良いのでそれをもっとも幅広くコーディネート出来るように。
そういった気持ちを込めたラインナップとなります。
JP Tanned Shoulder Leather
バックラッシュを代表する革であるイタリアンショルダーに対して純国産を追求した革。
正直、素材の生産地なんかに特に拘りがあるわけではないのですが、
単純に素材のインパクトはイタリア製をも凌ぐポテンシャルを感じるのがこのジャパンショルダーです。
肉厚でトラ皺の荒々しさや、芯から滲むような深い艶が魅力となる革です。
特性上、硬く重厚感のある革ですが、馴染みが良く柔らかさが出るのも比較的早くなります。
今回は二種のレザージャケットを製作。
どちらもシルエットを指定してお店のスタイルに
ベストマッチとなるレザージャケットのバランスを作っています。
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(Jean Jacket)
ジーンジャケット=Gジャンタイプの羽織りモノです。
デニムのGジャンと同様にシャツにも似た袖通しの軽さが魅力です。
気合を入れてレザーを着たような気張り感がなく、
レザーの力強さゆえに変に力が入って見えるようなことのない、
スマートな着用感が魅力の一着です。
168cm / 50kg 着用サイズ Medium.
[ Leather Jacket ]
ISAMU KATAYAMA BACKLASH exclusive JEAN JACKET / OBJECT DYE
Price / \209,000 - (in tax)
Size / Medium (*Fitting;M)
Color / Black
Material / JP-Tanned Shoulder (Cow Leather)
Gジャンの軽くて羽織りやすい感覚をレザーで表現した作品ですので
裏地のない革をそのまま身に纏う感覚の強い仕上がり。
ここ最近のバックラッシュは以前よりも一着ずつの仕上がりを
より綿密に見る傾向にあり、加工による荒い雰囲気の中にも
以前よりも丁寧さを感じることが出来ます。
型にハマらないバックラッシュならではの製品染め、
リスクもある加工方法ですが、ブランドが20年続く中で
このブランドらしい雰囲気を確立しています。
ジャパンショルダーはイタリアンショルダーと同様に成牛の肩から採取しており、
頑健な風合いとトラ皺、艶の三大要素が詰った魅力のある革です。
これは自分の主観で感じたことですが、
イタリーショルダーに比べると革質のブレが少ないです。
日本だから丁寧、海外だからブレが大きい、
なんてことはないと思いますが、
毎シーズンの変化を感じるイタリアンショルダーに比べると
安定性が大きい革だと感じました。
exclusiveといってもそこまで多量には発注を行わない方針だからというのもありますが、
どの個体にも太くうねるようなスジ(トラ皺)が広がり、深い艶を持っています。
ジャパン系の他の革との違いを見てみると
カーフやステア、ホースと比べると黒みの強い染め上がりになります。
これに関してもシーズン別で見てもそこまで大きな個体差は見られません。
バックラッシュはモデルや素材別で染料を変えていますが、
特に黒みが強いのこのジャパンショルダーです。
肉厚で最初はゴワツキもそれなりにありますが、
早い段階から柔軟性が出てくるので着込み方次第では
シャツジャケ感覚の着やすさが手に入ります。
モード要素の入ったスタイル以外にも
トラウザースタイルをベースにしたワイドパンツとの組み合わせなど、
革ジャン=タイト≒ロックミュージシャン的な着方ではないレザージャケットの
在り方を今のファッション感で見せることが出来る一着となります。
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(Double Breasted Jacket)
不動の定番であるダブルライダース。
ディティールを簡素化した今風のモデルが主流として
販売実績を上げているとは思いますが、
バックラッシュの"らしい魅力"が溢れるのは
クラシックライダースに基づいたこちらのスタイルではないかと考えています。
バックラッシュの"らしさ"とLOOMの"らしさ"両者を活かした作品です。
168cm / 50kg 着用サイズ Large
[ Leather Jacket ]
ISAMU KATAYAMA BACKLASH exclusive DOUBLE BREASTED JACKET / JP SHOULDER
Price / \264,000 - (in tax)
Size / Large (*Fitting;L)
Color / Black
Material / JP-Tanned Shoulder (Cow Leather)
表記の固定概念は中々ぬぐえされないかもしれませんが、
そろそろレザージャケットの着方にはメスをいれないといけない頃合いだと思っています。
余裕があっても格好良い着方、余りを活かしたシルエット、
全体のバランスなど優先すべき事項が10年前とは大きく変わりました。
密封されるほどのタイトフィットではなく、ゆとりのあるサイジングで着る
大人の余裕のある感覚で無理なく自然にレザージャケットを着て欲しいと考えています。
exclusiveではベースとなるモデルよりも10cm程度丈が長くなります。
腰にかかる程度の丈感とそれに合わせた腕の長さになっています。
腰位置にかかる丈感がゆえにウエストのラインなども強調されます。
Lサイズピッチですが、オーバーサイズにはなりません。
これくらいのフィット感だと頭が大きく見える心配がないので
パンツのシルエットなんかも何を合わせても綺麗に纏めることが出来ます。
ベルトは取り外し式です。
クラシカルなダブルライダースのスタイル。
ファスナーを上まで閉める着方はやはりこのディティールが
あるからこそではないかと思います。
改めてIsamu Katayama Backlashの作品と向き合いたい、
そんな気持ちにさせてくれるレザージャケットとなったのではないでしょうか。
▶ STOCK LIST
Isamu Katayama Backlash ( http://loom-osaka.com/shopbrand/isamukatayama-backlash/ )
是非、ご検討下さいませ。
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
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(イベントのお知らせ)
ierib 2020F/W Store Exchibition.
日時 : 2020年2月8(土), 9日(日) ※両日とも正午12:00~20:00
場所 : LOOM OSAKA 大阪市西区北堀江1-14-21 1F
お問合せは下記までお願い致します。
TEL : 06-6534-1630
E-MAIL : info@loom-osaka.com
先日のパリのファッションウィークで発表された20AWのサンプルをご覧頂けます。
両日ともにieribデザイナー田中氏をお招きし、展時作品について
作り手からの直の言葉で魅力をお伝え致します。
このイベント中では20FWの予約オーダーなども承ります。
またこの機会にオーダーを頂いたお客様にはノベルティをご用意しております。
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