金曜日のブログで少し触れていた土曜日着の新作をご紹介致します。
ストックに多少の変動が御座いましたが、今夜よりオンラインストアにも掲載、
販売の方も開始させて頂きます。
▶ STOCK LIST
daska ( http://loom-osaka.com/shopbrand/daska/ )
2020AW - Pre (即戦力で着まわせるスポットアイテムです。)
デザインの原案企画から着手したLOOM exclusiveモデル。
デザイナーが裁断、縫製、染色まですべてアトリエで手掛けるdaskaの作品の
性質や作り手の人間味を感じる優しい雰囲気を活かしながらも、
LOOMで提案しているファッション性に強くリンクするスタイルを追求。
daskaの通常の作品に比べるとサイズ感やデザインの振り切りを強くして
デザインウェアらしいエッジを表現して頂きました。
[ T-Shirt ]
daska reversible dolman oversized tops / sumi dyed (BROWN-GREYGE)
Price / ￥13,200 - (in tax)
Size / Free (*One Size)
Color / Brown×Grayge (Sumi Dyed)
Material / Soft Organic Jersey (Cotton)
168cm / 50kg 着用サイズ Free
シャツやコートを手づくりで仕立てるアトリエブランドらしい"アルチザン"的表現を得意とするdaska。
カットソーアイテム自体が意外な印象を感じますが、こちらも他の昨品と同じように
デザイナーが自らパターン製作を行い、生地を裁断、縫製～加工のプロセスまで一人で行います。
その過程の全てを自身のアトリエ内で完結させるdaskaのモノづくり。
今の時期にすぐに着れて使いまわしの効くカットソーを通してその作風を身近に感じて頂ければと思います。
LOOMの夏のコレクションに欠かせないのがドルマン型のオーバーサイズカットソー。
リラックス感に優れた心地良い着用感とドルマンならではの落ち感やドレープの綺麗な表情、
これまでdaskaの製作したウェアにはなかったデザインのエッジが効いた一枚です。
脇下からの生地の分量をたっぷりととることで広がりとドレーピングを強調、
ダイナミックな生地の動きが特徴的である一方、無駄にオーバーサイズを強調したり、
着膨れしたりすることがなく、直立状態ではすっきりと纏まりの良い佇まいに仕上がります。
肩幅に合わせてスルッと落ちる軽快なボディライン。
着る人の体格の完全にフィットするような設計になります。
二色割のパネルデザインはどこかリメイクを思わせるような歪さがあり、
細かく端を揃えて縫い込んだ縫製はハンドメイドブランドらしい作り込みの深さを感じます。
ポケット位置は絶妙なポジションに置かれ、
ワンポイントのさりげない主張がカットソーの表面に落とし込まれます。
小さめでデザインとしてのくどさのない仕上がり。
IQOSのような電子タバコなどを丁度入れて置けるようなサイズ感。
素材は非常に柔らかく肌に対するストレスのないソフトオーガニック天竺。
フワっと優しいタッチで綿の本来の優しい風合いを直で感じて頂けます。
風合いの柔らかさに対して生地のテクスチャーは杢のかかったザラみがあり、
無地でも奥行のある雰囲気となります。
大きく3つのパネルに分かれる構造で中央はベージュ、両脇をブラウンで切替、
縫製後に時間を掛けて墨染めの工程を何度か重ねて施工しています。
墨色を重ねることでベージュはグレージュ、
ブラウンはチャコールのようなトーンに仕上がります。
こういった優しい発色感も他にはなかった印象を受けます。
--
通常の工場縫製とは異なり、デザイナーがミシンを使い全て縫い上げます。
今回、数量や納期まで指定してかなりのハードスケージュールでの生産となりましたが、
ストイックに作業を積み重ね、蒸し暑くなる今の時期にぴったりのタイミングで
しっかりと仕上げて頂きました。
価格帯から感じる印象から"もしかしてチープ"なのではないか、、、？
という印象を持たれる可能性もありますが、
普通、ここまでやれば倍はいってもおかしくはない内容になります。
スタッフ全員、最初は金額が間違っているのではないか？と勘繰るくらいでしたが、
提示している価格で間違いはありません。
[ T-Shirt ]
daska reversible dolman oversized tops / sumi dyed (BROWN-GREYGE)
Price / ￥13,200 - (in tax)
Size / Free (*One Size)
Color / Brown×Grayge (Sumi Dyed)
Material / Soft Organic Jersey (Cotton)
作品名にあるように、リバーシブル縫製で仕上げられています。
大きく色合いが変わったりはしませんが、
ジャージの表裏の異なる雰囲気やポケット周囲のステッチの出方など、
細やかな変化を楽しめる作品となっています。
こちらの面では縫製が内部に折り込まれるようになっており、
スムースな表情に仕上がっています。
曲線的なドルマンシルエットを支える芯のような役割を果たすのが
肩に配備されたシャツ地の存在です。ダラっと脱力感のある雰囲気ですが、
しっかりと縫い、引き締めるべきところは引き締める、
作り込みには妥協のない作品となります。
