まだ少し暑い日もあったりで秋服に完全に移行出来ないでいますが、
スタイリングの要になる足元が出揃いました。
カジュアル要素の取り入れを進め、
振り幅の広いコーディネートの提案をしていますが、
我々のアイデンティティとして靴への情熱を疎かにすることは出来ません。
まず最初にピックアップしたのはBoris Bidjan Saberiからの新作。
実はいうとこの靴は一度完売してしまったのですが、
あまりにも良かったのでブランドにお願いして
特別に追加で生産して頂きました。
今の振り幅の広いカジュアライズされた服装と
アルチザン/モードの唯一感、どちらか一方ではなく
双方の魅力を活かすスタイリングに不可欠な作品です。
▶STOCK LIST.
Boris Bidjan Saberi ( https://loom-osaka.com/collections/boris-bidjan-saberi )
[ Shoes ]
BORIS BIDJAN SABERI HORSE LEATHER DERBY SHOES "SHOE1-SIN"
Price / ￥122,100 - (in tax)
Size / 42
Color / Black
Material / Full Vege-Tanned Leather (Horse)
レザーソールならではのフォルム感に
ウェッジソールの履きやすさ、カジュアル感を加味した
今季Borisを代表するデザインで仕上げたダービーシューズです。
フラットに地面に踏み込めるのでスニーカーのような
履き心地の軽さがありますが、
ルックスは反り上がりの美しいクラシカルなダービーシューズ、
何とも不思議な雰囲気を持つシューズとなっています。
ダービーシューズにビブラムを張ったモノも
それほど珍しくなくなりましたが、
この仕様には斬新さを感じることが出来ます。
斬新ですが、特別に靴の形状を変形させたりするわけでもなく、
クラシックシューズの合わせやすさは損なわれていません。
ラバーソールは取り外すことも出来、
通常のレザーソールとしても履く事が出来ます。
不自然に厚みを増すことなく、
ソールにボリュームを出しているので
アウターに負けない足元の存在感を確立しています。
革の特性を活かした脈動的な曲線美の表現は
スニーカーにはないレザークラフトだけの魅力です。
そういった革靴の表情、雰囲気にスニーカーライクな馴染みやすさを
ソールのギミックで付加するアイデアにオリジナリティを感じます。
レザーはフルベジタブルタンニン鞣しのホースレザーの
スムース面を細かく研磨し、マット仕上げにしたヌバックレザー。
ピカピカに光るのではなく、ヌラっとそこから滲み出るような
黒い艶みをうっすらと帯びたレザーは黒の中でも黒さが際立ちます。
スウェードとは異なり、吟面本来の艶があがってくるので
穿き込んでいくにつれて表情も大きく変化します。
ここ最近、ブログで先行してコーディネートに使ったりもした。
その日の気分で洋服や合わせのテイストを大きく変えていく中、
この一足は如何なるテイストに対しても親和する安定感を感じます。
今シーズンはSOSNOVSKAやForme d'expressionなど
かっちりと短靴で合わせる傾向の強いブランドの作品を
少しカジュアルで抜けた装いで着るのに
この靴を選んだ方も少なくありません。
製品染めではないので革の質感は最初から柔らかく、
履き心地も軽快に仕上がっています。
今シーズンの足元を飾るエース的な存在として推せる一足。
靴職人の造形センスも良く、
穿きやすい靴を洗練されたフォルムで組み込んだ傑作と呼べる作品です。
ソールはグリップ力、耐久性にも優れており、
天候に関係なく実用性を発揮します。
オリジナルのソールには"Boris Bidjan Saberi"の刻印が印されています。
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木型を刷新して新鮮味を増したincarnationからの最新作。
クロムハーツ、バックラッシュを経てイタリアに移住し、
"自分だけの革づくり"を追求した小川氏がつくる作品は
独自進化した現行のアルチザンレザーの最高峰とも呼べる
圧巻の雰囲気を持っています。
雰囲気も大切にしつつ、
長く愛せる定番を意識したミニマリズムも感じられ、
デザインの主張を抑えているのもポイント。
30代の自分の感覚としては40代になっても履けるイメージでしょうか、
派手さはないものの、確実に足元で安心を感じるような仕上がりです。
先端のシェイプとボリュームのバランスを熟考されたダービーシューズ。
ポインテッドのようなただ先端が尖ったモノとは違い、
見る角度によってはボリューミーであったり、
立体造形に拘りを尽くしたフォルムの魅力に惹かれる一足です。
[ Shoes ]
incarnation HORSE LEATHER DERBY SHOES / PIECE DYED
Price / ￥Open Price (*販売価格はお問合せ下さいませ。)
Size / 42
Color / Black
Material / Full Vege-Tanned Leather (Horse)
結果として従来作品よりもシェイプされたイメージですが、
程良い肉感も併せ持っているのでアウターを着たり、
秋冬のスタイリングにも負けない足元の存在感を備えています。
横幅を取り、ボリュームを出しつつ、内側のくびれを強調した
緩急のついたアウトラインはincarnation特有の個性のあるフェイスの源。
甲やつま先はそこまで厚みを持たせず、
ボリュームを削ぐように仕上げています。
ボリュームを出し過ぎてもだめですし、
シャープに削ぎ過ぎてもおかしくなるので
このバランス感は絶妙なバランスで成り立つ黄金比ではないかと思います。
今回はヒールリフトを重厚に積み上げ、
ケツの上がったスタイリッシュなフォルムを強調しています。
短靴のボリューム不足感を全く感じさせない仕上がり。
細身のパンツは当然ですが、ワイドパンツの幅にも負けない
存在感はクラシカルなダービーシューズの中でも
稀有なモノではないでしょうか。
ドレス感のある妖艶なイメージもありますが、
ここ数年でincarnationが確立させた染色、加工法による
荒々しく粗野味の引き立つ仕上がりが無骨感を強調します。
色ムラやうねり、アタリの特徴的な製品染めは
大きなドラム型の機器内で回転させながら
中で複数個体をぶつけながら染液で染めています。
個体差が出やすく、コントロールが難しい手法ですので
大量生産出来ない方法となります。
個体ごとの魅力が活きる手法はビジネス向きではないのですが、
作品を手にする一人一人にそれぞれ魅力や愛着をもって
革と向き合ってほしい、という作り手の気持ちが込められています。
整った造形美ではなく歪さの中に感じる
無造作な美的感覚は効率や利益優先主義を捨てた
アンダーグラウンドなモノづくりにしか作り得ない魅力です。
靴一足からでも一つずつに対する
尋常ではない拘りを感じて頂ければ嬉しいです。
革はフルタンニン鞣しのホースレザー。
毎回、改良を重ねて品質を向上しています。
特別な染めによる仕上げですので
光沢、てかりはなく、マットで荒々しい仕上がり。
昔と比べると硬さやゴワツキが少なく、
履き始めからの馴染みも早くなっています。
裏革のレザーソールの仕上がりも非常に良く、
古い建造物を見ているような気になる
テクスチャーの美しさが魅力です。
日本は道が綺麗に舗装されており、
滑る可能性が高いのでハーフラバーなどすべり止めの
ソールを貼るのが当たり前となっていますが、
加工に対する拘りの賜物、証としてご覧頂ければと思い撮影しました。
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ジップブーツも従来モデルよりも穿きやすくなりました。
全体のバランスも見直し、今のファッションの中でのオールマイティと
呼べる合わせやすさを持った作品となっています。
LOOMではファスナーのエレメントがキラキラと光り過ぎないよう、
製品染めのラフさとのバランスを考慮した仕様にしています。
細かいことですが、革と金具の相性も熟考したexclusiveとなります。
[ Shoes ]
incarnation exclusive HORSE LEATHER SIDE ZIP BOOTS / PIECE DYED
Price / ￥Open Price (*販売価格はお問合せ下さいませ。)
Size / 42
Color / Black
Material / Full Vege-Tanned Leather (Horse)
ワンピースブーツの脈動感を踏襲するデザインです。
一枚で形成されたアッパー部分には大ぶりの皺が生まれ、
履けば履くほどブーツの面構えは良くなります。
染め上がりの製品を乾かしながら成形するので
その際に形状を整えています。
最初の段階で既に良い感じになっていますが、
ここから更に数段階の経年変化を経て、
作品は本当の意味で完成品へと成長します。
ダービーシューズと同様、シェイプとボリュームの
拮抗したバランスから生まれるフォルムの美しさ。
無骨であり、妖艶であるincarnationのイメージを
そのまま体現させたような作品と言えます。
染色の際の縮率をコントロールし、より造形の完成度を高める為、
二枚のパーツ組で構成する裁断パターンを採用しています。
ヒールの仕様も短靴と同様、
上品さと無骨さ、スタイリッシュさのバランス配分の
ベストバランスを狙った重厚なヒールリフトを採用。
プルストラップを配備することで
履く時の動作性もよりスムーズにしています。
以前に比べると少し高さを落としています。
ブーツ特有の決め感、ハードさを抑えたバランスを追求。
コートやレザージャケットと同じで
"殺し屋"や"マトリックス"などと言われないような
日常に馴染むバランスでアルチザンレザーの雰囲気を
取り入れたいという気持ちでこの作品をセレクトしました。
格好良すぎるのが仇となり、
少し離れていたブーツを
今のファッションの中に取り入れるのに
最適なバランスにアップデートした一足とも言えます。
革や染色などの加工に関しては短靴と同じプロセスを採用。
アルチザンレザーの古き良き魅力を
今、履きたいブーツのカタチに落とし込んでいます。
incarnationの作品はオープンプライス設定となっており、
ウェブストア上では価格を掲載していません。
通信販売をご希望の場合は、お問合せにて価格を確認頂いた上、
別途、決済のご案内をさせて頂いております。
ご不便をお掛けしますが、興味をお持ち頂けましたら
お問合せ頂けると嬉しく思います。
TEL : 06-6534-1630
E-MAIL : info@loom-osaka.com
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▶STOCK LIST.
Boris Bidjan Saberi ( https://loom-osaka.com/collections/boris-bidjan-saberi )
incarnation ( https://loom-osaka.com/collections/incarnation )
Shoes List ( https://loom-osaka.com/collections/all-shoes )
[ Shoes ]
BORIS BIDJAN SABERI HORSE LEATHER DERBY SHOES "SHOE1-SIN"
Price / ￥122,100 - (in tax)
Size / 42
Color / Black
Material / Full Vege-Tanned Leather (Horse)
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[ Shoes ]
incarnation exclusive HORSE LEATHER SIDE ZIP BOOTS / PIECE DYED
Price / ￥Open Price (*販売価格はお問合せ下さいませ。)
Size / 42
Color / Black
Material / Full Vege-Tanned Leather (Horse)
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[ Shoes ]
incarnation HORSE LEATHER DERBY SHOES / PIECE DYED
Price / ￥Open Price (*販売価格はお問合せ下さいませ。)
Size / 42
Color / Black
Material / Full Vege-Tanned Leather (Horse)
是非、ご検討下さいませ。
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
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