昨日は布帛のジャケットをご紹介させて頂きましたので本日はレザーアウターをご紹介致します。
このレザーは私が今までセレクトしている中で5本の指に入るレザーに仕上て頂きました。
これを着てすごくレザーが欲しくなってしまいました。。それだけ着用して頂きますと影響力があるレザーかと思います。
デザイン、フォルム、素材全て渋い感じが出ています。
レザーって季節関係無しで、本当に趣味の範疇でもあるので
どれだけかっこいいかどれだけ心にグッと来るかだと私は思います。
このレザーには記載する事が逆に難しい。です。
今回はイタリアンホースのリバースレザーをWAXにてベロアを全てハンドで押さえ
表の様な表情をしている大人な一着で、以前まで表のホースが主体でしたが
今回はバックスキンの素材を巧く生かし新たなレザーを考案しています。
私がどうこう記載しているのではなく写真で見て頂いた方が解りやすいかと思いますので
是非写真も踏まえてご回覧頂ければ幸いです。
着用者体型 174cm/58kg
[ リバースレザーJKT ]
incarnation exclusive REVERSED HORSE WIDENECK JACKET / #GREY OVERLOCK STITCH
Price / ¥Open Price ( 販売価格はお問合せ下さい )
Size / XS , S ※着用サイズ XS
Material / Horse
[ボトムス ]
LEOPOLD BOSSERT "STAND-OFF CHAINSTITCH" CLASSIC STRETCH PANT HYBRID "COPP"
Price / ¥114,005-
Size /44 ※着用サイズ 44
Material / リネン64% ヴィスコース35% Pu1%
サイズバランスはこのレザーに関してはライン取りの綺麗なのがご理解いただけると思います。
ホースですので着用する度に馴染む事でホースをセレクトするお客様は多いですが、
さらにご自身の身体の動きや関節の曲がる部分まで綺麗に馴染んできます。
[ リバースレザーJKT ]
incarnation exclusive REVERSED HORSE WIDENECK JACKET / #GREY OVERLOCK STITCH
Price / ¥Open Price ( 販売価格はお問合せ下さい )
Size / XS , S ※着用サイズ XS
Material / Horse
私の体型でXSで着用していますが、このサイズ感がジャストです。
革の裏面に対して手作業による工程を加えたホースリバースレザーの質感は
既存の"スエードレザー"の印象を覆し、今までになかった馬革の風合いを感じ取ることが出来ます。
数多くあった今シーズンのレザーの中でも群を抜く存在感を持つレザー。
首元の鋭利な立ち上がりを見せる新型のデュアルジッパーのワイドネック。
シャープな雰囲気の襟の形状は今までのincarnationからの様々なレザージャケットを経て
良い部分をしっかり継承しつつも過剰な要素は削ぎ落としてシンプルなスタイルに落とし込んでいます。
ボディラインも一般的なレザーには無いクビレを強調した綺麗なシェイピング。
中世的にもなりがちな綺麗なシルエットをそれとは真逆を行く男心を擽るリアルレザーで構成しており
デザインやシルエットの美的感覚と革本来の強さ、男らしさを見せる素材感の
丁度良いバランスの取れた位置にピンポイントで落とし込んだ作品と言えます。
裾回りのデザインも綺麗にストレートでは無いカーブを切った状態のデザインにしてやり過ぎ無いようになっています。
ジッパーはマットブラックの艶無しをセレクトしマットなバックスキンレザーに当て込んでいます。
デュアルジップにより襟元の分量配分を考えられておりこの仕様により襟元の分量調整をしています。
なのでどの体系の型でもジップの開閉で調整が可能です。
前身頃はパーツの切替をなくして一枚で構成。サイドポケットですら切替やパネルをせず、
一枚の革が身体を包み込むように成形した贅沢極まりない革の使い方で表現しています。
この点等がシンプルにレザーの質感や経年変化を楽しめる点であったり、
数年付き合えるようなレザーを製作している事が解って頂けます。
バックシルエットは無駄な切替や装飾を削ぎ落としたシャープなシルエットで構成し、
ホースのバックスキンの独特な表情を背面にインパクトを与えています。
背面も全面と同様にシンプルな仕上がりではありますが、
凝った革の裁断、組み上げを採用しています。
切替しで隣り合わせになる部位は同じ個体から採取して
皮膚感に統一感が出るように気を配って裁断されています。
脇下から背身頃にかけてのパーツも大きく取ることで、
前後ともに"革を纏う感覚"を強く押し出した作風と言えます。
粗削りで毛羽立ちの強いリバース面の毛並みをカットして
整えた後に絶妙なサジ加減で毛を潰しながら作る独特の表情。
部分的には表革ではまず見られない鈍い艶味が出たり、
かと思えば一方で黒ずんだ深みが見られたり。
そこから着用を重ねることで潰した毛並みが擦れて
再び毛羽立ちが出たり、一着のジャケットで本当に多彩な
経年変化を見ることが出来ます。
革は各種それぞれの持ち味がありますが、
リバース面の経年変化の豊かさははっきりと言えば
表革よりも上だと言えます。
とは言え、レザーといえばツルっとした表革が主流には間違いありません。
リバースの良さは分かっていても売り手側として100%納得がいかないと
買い付けするには至りませんので今までありそうで全く提案してこなかったのですが、
2017年の秋冬にとうとう出会ってしまいました。
このデザインであれば表革に巻けることのない至高の一着として
リバースレザーの旨味を最大限に活かしたスタイルを作っていけると感じています。
今回は写真枚数が多くなりました。今回のレザーは特に私的にPUSHな
レザーなので是非明日から着用しに来ていただければと思っています。
是非ご検討下さいませ。
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