本日はかなり暖かく、春の到来を感じさせる一日でした。
ここ大阪ではちょうど桜の開花宣言がされた様で、いよいよお花見の季節かと思うと愉しみですね。
皆様もいよいよ衣替え、クローゼットの衣類を冬物から春物に総入替される方も多いのでは無いでしょうか。
そんな最中で、ジャストのタイミングで着用出来るジャケットを、Marc PointとNostra Santissimaから、
其々、着用イメージにて改めてご紹介させて頂きたいと思います。
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先ずは、Marc Pointのジャケットからご紹介させて頂きます。
BLACK単色では無く、BLACK x WHITEの季節感を意識した配色にも注目してご覧頂けたらと思います。
[ Jacket ]
Marc Point Shawl Collar Bleed Jacket
Price / ¥80,892 - (in tax)
Size / 44 (*One size)
Color / Black x White
Material / Woven (Linen, Cotton)
着用モデル : 168cm / 50kg
Marc Pointというブランド名も随分と認知されて来た中で、
今季19SSの作品の中で、メイン・アイテムとも呼べる1Bジャケット。
どこかイタリアの土臭さ、ビンテージ感の味わい深い雰囲気と共に、
今のモード感あるデザインやパターン、シルエットとを巧く融合して、
ブランドの独自性を以て、このジャケットに落込んだ印象を受けます。
敢えて、腕の縫代を表に出したり、ポケットのスレキを露出させたりと、
生地端の截ち切りも含めて、ジャケット全体として粗野な印象を与える独自のデザインですが、
曲線を巧く多用する事で、やり過ぎず、適度なバランス感覚を持ったシルエットに落込んでいます。
サイズ感は、レギュラーフィット感を持つ、丁度良いサイジング。
生地素材には、やや目の粗いリネンとコットンの混紡素材を用い、
メッシュ地の様な空気の隙間が空く、通気性の良い織地になっています。
更に、薄手のコットンのシャツ地をライナーとして重ねている為、
透け感を気にする事無く、清涼感や爽快感を味わえるジャケットになっています。
スタンドさせていたショール・カラーをレイ・ダウン、寝かせてみました。
そして、袖も捲って折返し、裏地を露出させてレイヤードの様に見せてみました。
これだけで、かなり印象や雰囲気が変わって見えるかと思います。
よりカジュアル感のある、親しみ易い雰囲気、ざっくりとカーディガンの様に羽織れる、
デイリー感を持った表情に変化させる事が出来ます。
SSシーズンに於いては、黒のジャケットとなると、ヴィジュアル的にどうしても重たさを感じてしまいます。
そこを、季節感を感じさせる生地素材であったり、デザイン、シルエット、サイジングに対してベストな物をセレクトし、
どこかカーディガンやシャツの様に軽快に羽織る事が出来る様な位置付けのジャケットになっています。
バックシルエット。
フロントと比べると、やや構築感の強い、直線を多く採り入れた独特のデザインになっています。
肩パッドは入っていませんが、しっかりと肩線に乗る感覚で、ジャケット然としたデザイン、
ダブル・ベンツ、ヒップ・フラップの様なディティールが視覚的にも面白味を持ったパーツ構成。
それに反するかの様に、アームのパーツは縫代を表に出したディティールと相俟って、
曲線を活かした立体裁断施し、柔らかみのあるシルエットに形成させています。
截ち切りの糸の解れがフリンジの様にやや激しく粗野味を持った表情に映ります。
ほんのり艶味を持った、陰影感が綺麗に表現される黒の表情、
着用を重ねると固有の着用皺が生成されて行き、更に味わい深い表情へと変化して行きます。
[ Jacket ]
Marc Point Shawl Collar Bleed Jacket
Price / ¥80,892 - (in tax)
Size / 44 (*One size)
Color / Black x White
Material / Woven (Linen, Cotton)
[ Pants ]
Atelier Aura exclusive Ottó shorts
Price / ¥36,720 - (in tax)
Size / 44, 46 (*Wearing size : 44)
Color / S.L BLACK
Material / Organic Linen
着用モデル : 168cm / 50kg
今回は同一ブランドの上下セットアップでは無く、
ボトムスをAtelier Auraの当店別注ショーツ(Atelier Aura exclusive Ottó shorts)
とスタイリングを組んでみました。裾から見えるスレキやウェストのコード等、BLACK x WHITEの
コントラストを巧く合致させられたかと思います。
別ブランドでも、近しい表情やデザイン、共通項が有る物との組合せは趣きが有り、愉しいものです。
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続いては、Nosra Santissimaからも、ジャケットをご紹介致します。
スリム・トラウザーとワイド・ショーツ、2種類のボトムスとのスタイリングを組んでみましたので、
比較してもご覧頂けたらと思います。
[ Jacket ]
Nostra Santissima STRETCH LINEN NARROW LAPEL JACKET
Price / ¥85,320 - (in tax)
Size / 44 (*One size)
Color / Black
Material / Stretch Linen (Linen, Viscose, Elastane)
着用モデル : 168cm / 50kg
クラシカルなナローラペル、3B、ポケットのスレキを魅せるデザイン、
先程のMarc Pointのジャケットと共通性、似通ったディティールを持ちながらも、
何処か違った雰囲気を醸し出しているのは、やはり採用された生地素材に依る所が大きく、
艶味を帯びたストレッチ・リネンは、ハイエンドでカジュアルな雰囲気を持った独特の表情。
ジャスト・フィットとなる、しなやかなライン採りが非常に綺麗なシルエット。
特にこの様に、同素材のスリム・トラウザーとのセット・アップを組んだ際には、
昨年のオーバー・サイズ、ワイド・シルエット一辺倒だったスタイリングからすると、
余計に新鮮味を帯びて、シャープに目に映るかと思います。
[ Jacket ]
Nostra Santissima STRETCH LINEN NARROW LAPEL JACKET
Price / ¥85,320 - (in tax)
Size / 44 (*One size)
Color / Black
Material / Stretch Linen (Linen, Viscose, Elastane)
[ Pants ]
Nostra Santissima STRETCH LINEN NARROW TAPERED PANTS
Price / ¥63,720 - (in tax)
Size / 44 (*One size)
Color / Black
Material / Stretch Linen (Linen, Viscose, Elastane)
着用モデル : 168cm / 50kg
大振りなドレープ皺が生成されるストレッチ・リネンの生地の弛み、
綺麗で纏まりのある細身のシルエットですが、一昔前の身体に張り付く様なピチピチのタイト感では無く、
姿やかな余裕。と云いましょうか、絶妙なリラックス感を内包させたスリム感。
"キメ"と"ハズシ"の調合を愉しんで頂けたらと思います。
続いては、ワイドシルエットのスウェット・ショーツとのスタイリングをご覧下さい。
[ Jacket ]
Nostra Santissima STRETCH LINEN NARROW LAPEL JACKET
Price / ¥85,320 - (in tax)
Size / 44 (*One size)
Color / Black
Material / Stretch Linen (Linen, Viscose, Elastane)
[ Pants ]
JOE CHIA DOUBLED LAYERED SHORTS
Price / ¥27,000 - (in tax)
Size / S, M (*Fitting size : S)
Color / Black
Material / Urake Cotton Jesey
着用モデル : 168cm / 50kg
Nostraのジャケットの裾が鋭角的に斜めに拡がる様なデザインをしていますので、
こうしたドロップ・クロッチのボトムス等、股上や腿周りにボリュームを持たせたボトムスと合せた際に、
その重なる部分がより特徴的なデザインとなって、双方のアイテムのデザイン性をより活かす魅せ方に出来ます。
また、生地の質感の異なる上下を組合せる事でも、お互いに相乗効果と云いますか、
同じ黒でも、それぞれを引き立たせる視覚的な効果が得られるかと思います。
身体を捻っても、ストレッチ性を持つリネン素材が身体にしっかりと付いて来る感覚。
バックシルエットの、右肩からセンターベンツに向けて、バイアスに走る縫製線が静かなデザイン性の主張を持ちます。
シンプルな3Bジャケットというアイテムの中にも、ほんの少しデザイン性を持たせた作品です。
こちらも袖を捲って、更にライトウェイトな感覚で着用したイメージです。
画像では分かり辛いですが、裏地は背抜き、袖のみに配していますので、
ジャケットと云えど、シャツの様な軽い着用感が得られ、かなり長いスパンで重宝します。
ドレープ皺が溜まり易い生地の特性を活かして、グシュっと大胆に腕まくりするのも良いかと思います。
ドレッシーさラフさ、相反する両方を巧く兼ね備えたジャケットを、
組合せるボトムスでどちらにも強くイメージ付けする事が出来る作品となっています。
是非、ご検討下さいませ。
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
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