大部分は色みを取り入れた打ち出しを主としています。
所謂、"旬"な部分となる要素だと思います。
流行りに流される事にあまり良いイメージがありません。
自分自身もそうですし、ブログをご覧いただいている皆さまも
そういった気持ちが強いと思います。
拘りと柔軟性のバランス。
とにかく感性で良いと思ったモノを吸収出来るような
スタンスが今の自分の気持ちとしてベストだと感じています。
前置きが長くなりましたが、
ここ数シーズンでの舵きりにインパクトを覚える
カズユキクマガイのコレクションではファッションのマジョリティとなる
要素を上手く取り入れた"洒落た雰囲気"を作る洋服を打ち出しています。
変わらない自分にどんな変化をもたらしてくれるのか、
ちょっとしたスパイスをふりかける感覚で
[ Shirt ]
KAZUYUKI KUMAGAI Paneled Shirt Detachable-Detail [ Typewriter C/Silk ]
Price / \36,300 - (tax in)
Size / 3 (One Size) / (*Fitting : 3)
Color / Camel
Material / Typewriter Cotton & Silk
[ Pants ]
KAZUYUKI KUMAGAI High Waist Easy Wide Trousers [High Density Satin]
Price / \27,390 - (tax in)
Size / 3 (One Size) / (*Fitting : 3)
Color / Black
Material / High Density Cotton Satin
[ Shoes ]
A DICIANNOVEVENTITRE A1923 Lace Up Boots 4Hole / CANGURO
Price / \ASK
Size / 42 (*Fitting : 42)
Color / Nero
Material / Canguro Leather
※Sorry, Sold Out
シンプルなシャツルックではデザインやディティールでの遊び心が際立ちます。
イメージ的には春夏のコートの定番でもあった
ベージュのトレンチコートのスタイルの今版の様な感じです。
軽く羽織っている感覚が大切で重たさを感じない着こなしが理想です。
とはいえ、中間の気温がなくて寒いから暑いに変わるのが急な昨今の春夏シーズンでは
フットワークが軽いとは言い難いトレンチコートをシャツに置き換えています。
だらっとしたリラックスフィットのセミロングシャツは
シャツの一般的なカチッとした緊張感を緩和した解放感のある佇まい、
同じくルーズ感の際立つワイドパンツでオーバーサイズが自然に馴染んだ感覚を意識しました。
緩やかで柔らかさのある服の中に靴や鞄といった小物類で
見える素材感の強さが活きるアルチザンの魅力も再認識する事が出来ます。
シャツのデザインは昨シーズンのドルマン・ルーズシャツを踏襲した緩いフィッティング。
ストライプシリーズと同型を無地の綿絹のタイプライタークロスを用いて
簡素な佇まいに高級感が同居する独特の雰囲気に仕上げた一着となっています。
[ Shirt ]
KAZUYUKI KUMAGAI Paneled Shirt Detachable-Detail [ Typewriter C/Silk ]
Price / \36,300 - (tax in)
Size / 3 (One Size) / (*Fitting : 3)
Color / Camel
Material / Typewriter Cotton & Silk
日本のブランドは本当に名前で損をする事が多いと思います。
世界各地、多種多様なモノを見ていてもクマガイの様な品質と
価格帯に良い意味でのギャップがあるモノづくりをするところはそう多くはありません。
本当にもっと評価されても良いと思うのですが、
インポート>ドメスティックの様な固定概念はまだ完全になくなっていません。
正直に言ってしまえば、タグを何かわけのわからないインポートのタグと変えるだけで
シャツが必需品となる3月以降、多様なバリエーションが並ぶ中、
黒をベースに色を入れたりするのであれば、是非とも一度、袖を通してみて欲しいと思います。
袖のギミックばかりに目が行きますが、個人的に裾のカッティングに最も惹かれました。
前はラウンド、後ろがちょい長めのスクエアカット。
深めのスリットの効果もあって緩い雰囲気の中にもエッジを感じさせます。
折りたたむ様な感覚で綺麗に落としてトップスのラインをしなやかに見せます。
ボタンを使ったデザインワークはヨウジヤマモトなども得意としていますが、
このギミックはそう言ったモードファッションの"アバンギャルド"と通じるものがあります。
ベースの型がシンプルなドルマンスリーブですので
袖を外してしまえばかなりシンプルな半袖シャツのスタイルも楽しめます。
使用した生地はタイプライタークロスです。
シャツ地は種類が多く色々な風合いがある中でも
薄手ながらしっかりとした張り感を持つのが特徴です。
細い糸の間隔をキチキチに詰めて織った生地感は
まるで紙の様な肌理の細やかさになります。
この素材の場合はさらにシルク特有のしっとり感もあり、
サファリ調の濃いめのベージュをより上品に表現しています。
ダークトーン、とりわけブラックとのコントラスが綺麗に出る色合いです。
パンツは今季より新型としてリリースされたワイドシルエットパンツ。
イージーウエストで穿き心地も良く、トラウザースタイルの品の良さと
[ Pants ]
KAZUYUKI KUMAGAI High Waist Easy Wide Trousers [High Density Satin]
Price / \27,390 - (tax in)
Size / 3 (One Size) / (*Fitting : 3)
Color / Black
Material / High Density Cotton Satin
フルレングスでの仕上げですのでそのままストレートで穿くもよし、
好みの長さでロールアップしたり丈上げでカットして自分にベストなフィット感で
着用することが出来る汎用性の高いシルエットになっています。
足元の靴を際立たせることを強く意識する自分の場合は
少し大きめのロールアップでこれくらいの長さで合わせるのが好みです。
超高密度に織られたサテン地は滑りにも似た手触りで
肌に対する擦れや摩擦抵抗が抑えられており、
するっとすべり落ちるようなストレスのない感触になります。
落ち感の強い素材ですので余分な膨らみが出ず、
ワイドパンツですが、大きく見えなず、着用した人に馴染む
バランスとおさまりの良いフォルムに仕上がっています。
ウエスト位置から直線的に落ちるボトムラインは
歩行など何か脚周りの動きの際に出るアクションに沿った
生地の広がりが見られます。
バサバサとコートのように躍動する動きの良さがパンツの魅力の一つになります。
ウエストはほぼフリー対応企画ですので
腰でもお腹でも好みの位置で止める事が出来ます。
この手のゆったりとしたパンツは少しウエスト高めで穿く事で
ヒップもろとも持ち上げたスタイリッシュなスタイルが出来上がります。
その際に生地の柔らかさや軽さがあって窮屈さを感じず、
ジャージやルームウェアの如くリラックス感をキープしてくれます。
ワイドパンツも多様になっている中、
今シーズンは裾幅もテーパードだけでなく、
こう言ったストレートにボリュームを出したものも
併用してバリエーションを広げたいと思います。
▶ STOCK LIST
KAZUYUKI KUMAGAI ( http://loom-osaka.com/shopbrand/KAZUYUKIKUMAGAI/ )
是非、ご検討下さいませ。それでは本日はこの辺りで失礼致します。
LOOM OSAKA
OPEN : 12:00 / CLOSE : 21:00
大阪市西区北堀江1-14-21 大和ビル 1F
TEL : 06-6534-1630
E-MAIL : info@loom-osaka.com
HP : http://loom-osaka.com/
LOOM KOBE ATELIER
兵庫県神戸市中央区野崎通2-5-19
グランドハイツコーワ王子公園 1F
※アポイント営業 / ご来店前にアポイントをお取りくださいませ。
(連絡先)
TEL : 06-6534-1630